タイトルの通り。
まずブラックホールの定義から。
ブラックホールはその名の通り、光さえ出てくることのできない強い重力を持った天体。
光が出てこれない=見えない、なので宇宙にぽっかり空いた穴に見える。
理論上は太陽でも地球でも石ころでも、極限まで圧縮することができればブラックホールになる。
同じ質量の物体であれば、小さければ小さいほど重力が強くなる。
どこまで圧縮すればブラックホールになるかは計算で求めることができる。
圧縮し続けてその物質の半径がシュバルツシルト半径を下回ればブラックホールになる。
シュバルツシルト半径というのは質量がわかれば求められるので、質量さえわかればその物質のどれだけ小さくしたらブラックホールになるかがわかる。
では本題の地球へ。
NASAによると地球の質量は5.9722 ×10の24乗kg。
ピンとこないくらいには重い。
ただある程度の大きさもあるので重力は人間基準で普通でありブラックホールの重力には程遠い。
地球の質量からシュバルツシルト半径を求めると8.9mm。
半径なので2倍して、つまり直径約1.8cmに縮めれば地球がブラックホールになるということ。
直径1.8cmはビー玉くらいの大きさである。
ちなみに太陽の場合は直径6km。
想像し難いが、山とか海とかその他諸々地球の全てをビー玉に詰め込んだらなんかヤバそうなのはわかる。